ワンルーム投資アフターサポート 3分で計算する

金利が上がると、
ワンルームのローン返済は
いくら増える?
0.25%・0.5%・1%で試算

2026年10月16日 小林 徹(ChillTime合同会社 代表)

この記事のまとめ
  • 残高2,000万円・残り25年・金利2.00%のローンなら、金利が0.25%上がると月約2,500円、0.5%で約5,000円、1%で約1万円返済が増えます
  • 「5年ルール」で返済額が変わらないローンでも、5年後の残高は、0.5%上がると約49万円、1%上がると約100万円多く残ります
  • 残高が多く残るほど、手放すときに「いくら以上で売れれば手元にお金が残るか」(売却ライン)が上がります
  • 主要行の短期プライムレートは、2026年11月に2.375%から2.625%へ引き上げが決まっています

今、金利はどう動いている?

変動金利のローンの多くは、短期プライムレートを土台にした「基準金利」から、契約ごとの引き下げ幅を差し引いて適用金利が決まります。主要行の短期プライムレートは2026年8月3日に2.125%から2.375%へ上がり、さらに三菱UFJ銀行・みずほ銀行は11月2日、三井住友銀行は11月9日から2.625%へ引き上げると発表しています。

長期プライムレートも、2026年10月9日から3.70%(前の月から+0.30%)に上がりました。次の山場は、10月29日・30日の日本銀行の金融政策決定会合です。

直近の推移は金利の推移ページで確かめられます(毎週月曜に自動更新)。

0.25%・0.5%・1%上がると、返済はいくら増える?

ワンルームのローンでよくある例として、残高2,000万円・残り25年・元利均等返済・金利2.00%のローンで、適用金利が上がり、返済額も見直された場合を計算しました。

上がり幅金利月々の返済額増える額(月)増える額(年)
今のまま2.00%¥84,771——
+0.25%2.25%¥87,226+¥2,455+¥29,463
+0.5%2.50%¥89,723+¥4,952+¥59,430
+1%3.00%¥94,842+¥10,071+¥120,857

家賃から返済と管理費などを差し引いた月々の収支が、この分だけ悪くなります。もともと毎月の持ち出しがある方は、持ち出しが増える計算です。

5年ルールがあっても、残高の減りは遅くなる

「5年ルール」は、金利が変わっても返済額を5年間は変えない仕組みです。住宅ローンでは一般的ですが、投資用ローンでは付いていない商品もあります。5年ルールがあると月々の返済額は¥84,771のままですが、返済額のうち利息に回る分が増え、元金(残高)の減りが遅くなります。

5年ルールで返済額¥84,771のまま最初の1か月の利息最初の1か月の元金の減り5年後の残高
金利2.00%のまま約¥33,300約¥51,400約1,676万円
2.50%に上がる約¥41,700約¥43,100約1,725万円(+約49万円)
3.00%に上がる約¥50,000約¥34,800約1,775万円(+約100万円)

見直し直後から5年間、同じ金利が続いた場合の概算。利息=残高×年利÷12。5年ルールのあとは、多くの場合「125%ルール」(返済額の増え方を前の1.25倍までにする決まり)で返済額が見直されます。

月々の手元のお金は変わらないので気づきにくいのですが、金利が1%上がったまま5年たつと、残高は約100万円多く残ります。返済額が見直されるローン(5年ルールなし)でも、5年後の残高は約1,710万円と、金利2.00%のままより約34万円多く残ります。

売却ラインへの影響

ワンルームを手放すとき、手元にお金が残る目安は「ローンの残高+売るときにかかる費用(仲介手数料、ローンの一括返済の手数料など)」を超える価格です。残高が多く残るほど、この売却ラインが上がります。上の例で金利が1%上がったまま5年たつと、売却ラインは約100万円上がる計算です。

ワンルーム投資では「月々の手出しより、残高の減りのほうが大きい」ことが多く、金利の上昇は、月々の収支よりも先に、この売却ラインに表れます。

ご自身のローンの数字で計算するときは、返済額の試算に残高・残りの期間・今の金利を入れてみてください。

お手元で確かめる3つのこと

契約書が見当たらない、どこを読めばよいか分からないという方も多くいらっしゃいます。書類をお持ちいただければ、30分の無料相談で一緒に確かめます。

金利が動いた今の収支と、
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あわせて読む:10月の変動金利の見直しで、返済はどう変わる?

出典:日本銀行「長・短期プライムレート(主要行)の推移」、三菱UFJ銀行・みずほ銀行(2026年9月18日)・三井住友銀行(2026年9月28日)の短期プライムレート改定の発表、みずほ銀行「長期プライムレート」(2026年10月16日確認)。本記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、金利の先行きを予想するものではありません。特定の金融機関や借り換えをおすすめするものでもありません。実際の金利・返済額は、お借入れ先にご確認ください。